日が短く

昔の就労時間

今は朝8時から17時くらいまでが大体の作業時間になっています。昔は現場仕事と言えば日の出から日の入りまでやっていたそうです。昔の方が仕事の時間は長かったことになります。夏と冬ではまた日の出ている時間がもちろん違うので、異なる工程で上棟する時期や外部の仕上げの時期など、気候や日照時間によって調整していたことだろう。棟梁たちは、現場の采配、時間管理、周辺への配慮、根回し、材料、お金の管理、それらを一手に担っていたと推測される。今では短い工期と、少ない予算が常態化されてしまっていて、混乱していることが多い。現場管理のアプリが出てきていて、図面や現場写真を一元管理していたりする。電気もましてやタブレットもない時代に現代でも途方もない大きさのものを古代エジプトの時代から作ってきた人間はやはりすごいと言える。現代で法隆寺をつくるのと、当時造るのではどれだけやり方が違うのか。本当なら今のほうがよりよくなっていなければならない。