継承する

空き家の住人は

リモートワークになって、空き家かなと思ていた家に人がいることが多くなった気がします。話を伺ってみるとかつてはそこに住んでいた方でした。今は都内に家もあり子供も独立し、親が残した家に戻って仕事をしているそうです。兄弟の中でも守りたい人とそうでない人に分かれて、兄弟で換気したり、手直ししながら利用しているそうです。子供も奥さんも古い家に興味はないが、自分が育った土地、家にまだ愛着があるそうで月に何回か戻って過ごしているそうです。周りの世帯は代替わりしたりすることはなく、建て替えたり、高齢化した親世代人が暮らしている状態になっていてかつての同級生たちももういない。この辺りも昔に比べれば不便さはないけれど、都内に比べれば人によっては特別な思い入れがなければ、寂しい土地と言えます。うまい具合に子供世代に資産として受け継ぐ方法はないものか、どうしても独立して新築となると人生の中で思った以上の出費になってしまう。町も新陳代謝したほうがいいのか、つなげていくのがいいかでなく、魅力を保ったまま、いろんな人が参加できる街にしていくのがいい。